お口まわり(舌・唇・顔面など)の筋肉をトレーニングし、正しく機能させるための治療プログラム(MFT=筋機能療法)です。
歯並びが悪くなる原因の一つとして、舌や唇のクセ(舌癖=ぜつへき)があります。そのクセを矯正治療後も残してしまうと、せっかく整えた歯並びも、同じ原因で「後戻り」してしまいます。
この「歯並び悪化の原因から解決していくこと」がとても大切です。当院では、舌癖に原因があると診断される方にMFTを行っています。
矯正治療後の「後戻り」を抑えることができる
矯正治療の効率が上がる
唇や頬、口の周りの筋力をバランスよく整えることができる
正しい飲み込み方を身につけることができる
舌の先を上あごの「スポット」に吸いつけて、お口を少し開け、「ポンッ!」と鳴らします。
コップやスプレーを使って、飲み込むときの正しい筋肉の使い方を練習します。
口のまわりの筋肉(口輪筋)が弱いため、唇が閉じられないことがあります(口唇閉鎖不全)。エクササイズで口輪筋の筋力をつけます。
お顔の筋力を整えます。アンチエイジングにも効果的です。
「舌が歯を前へと押し出してしまう」「(その結果)歯間にスキマができてしまう」などの症状です。舌が低い位置にあると、飲み込むときに歯を前に押し出してしまいます。試してみましょう。
舌の先をストローにあてて、指で軽く支えます。
この状態で唾液を飲み込むと…
舌が前に出てきませんか?
人は1日1000〜2000回ほど飲み込む動作を行うので、その度に歯を前へと押してしまうことになります。その結果「出っ歯」や「開咬」になるケースがあります。
舌の先が、上あごのスポットについたままの状態が、正しい位置です。
上あごの幅が狭いため、舌を上あごに収められず、低い位置に置いてしまいます。
舌小帯(舌の裏側のスジ)の異常により、舌が伸びないので、正しい位置に置けません。
舌が伸びきらず、舌先がハート形になっています。
お口まわりの筋肉(口輪筋)が弱いため、唇が閉じられない状態です。外側から歯を押さえる力がないので、「出っ歯」「開咬」になってしまう可能性があります。