FOR-PATIENTS通院中の患者さんへ

01 歯が動いてくると食事などで噛みしめた時に痛みや冷水痛を感じる場合があります。1週間程で治まりますが、我慢できない時は痛み止めを飲んでください。
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通常の食事をとっても大丈夫ですが、痛みがある場合は柔らかいものを召し上がってください。

[食べやすいもの]

  • 噛まなくても舌でつぶせるもの
  • 柔らかいもの

例:お粥/おふ/うどん(短く切ると良い)/煮魚/ハンバーグ/かぼちゃ/野菜煮付け/小さくカットした果物

[食べにくいもの]

  • 肉類
  • 生野菜など(サラダ/ほうれん草)
  • 粘着性のもの(お餅/キャラメル/飴)
  • 固いもの(せんべい/氷)
03 装置があたって痛い場合は、装置のあたる部分にワックスをつけてください。
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装置が外れたりワイヤーが伸びて頬にあたる場合は、急患対応(無料)しますのでご連絡ください。

  • 装置装着時の初めは装置が外れやすくなっています。
  • ご旅行中や医院が長期休業中にワイヤーが外れたり、破損し痛みを伴う場合は、応急処置としてワックスをご使用ください。爪切りを使用してワイヤーを切断しても良いです。
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食べ物を食べた後は、すぐに歯を磨いてください。

  • 矯正用歯ブラシをいつも持ち歩くようにしてください。矯正装置には食べ物がよく絡まります。
  • 食事の後(昼食後・外食時も)はすぐに歯磨きをしてください。
  • 歯磨きを怠ると、歯と歯ぐきの間にプラークがたまり歯周病になる恐れがあります。
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必ず鏡をみてください。

  • 歯磨きの前に、歯のどの部分が汚れているかチェックしてください。
  • 歯ブラシを動かし始める前に、磨きたいところに歯ブラシをあててください。
  • 歯ブラシの先が、歯にきちんとあたっていることを確認しながら磨いてください。
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装置のついている部位は、下記に注意して磨いてください。

  • 細かい振動を1箇所につき20回程度与えてください。
  • すべての歯を、1本ずつ丁寧に磨いてください。
  • 上の奥歯を磨くときは、口を大きく開けないで、半分閉じた状態で磨きます。
  • 装置のついている歯は、1本の歯を3つに分けて磨きます。
  • 歯と歯ぐきの間

  • ブラケット・ワイヤー周り

  • 歯と歯の間

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1,2 日は痛み止めを服用してください(2,3 日痛みが生じる場合があります)。ひどく痛みが 続く場合はご連絡ください。

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アンカー部は2,3 日は歯ブラシを当てず、うがい薬だけを使用してください。それ以外は通常通りブラッシングを行ってください。

  • アンカー部に食物残渣が付着している場合は、優しく歯ブラシで取り除いてください。
  • うがい薬(リステリン・GUM 等の洗口剤)は原液で使用しないでください。
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3 日目以降からはアンカー周囲の清掃を慎重に行ってください。食物残渣が停滞しやすいので、毛先の軟らかい歯ブラシを使用し、優しくなぞるように(ゴシゴシしない)清掃してください。

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気になって指や舌で触らないでください。アンカーが舌に当たって痛い場合は、ワックスで保護してください。ワックスを数日使用しても痛みがある場合は、固定カバーを装着しますのでご連絡ください。

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大きな食べ物を召し上がる際は注意してください。また、埋入されたばかりは刺激物・香辛料等は注意して召し上がってください。

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噛む時にひどく痛む場合はご連絡ください。

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動揺や脱落が生じた場合はご連絡ください。

矯正用アンカースクリューは、骨質によって脱落する場合が10パーセントあると報告されています。脱落した場合は、角度・部位を変えて再埋入するか、代替の装置に変更する場合があります。

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次回抜歯後に矯正器具装着の方は、出血が落ち着いていれば抜歯翌日以降の予約が可能です。

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使用目的

矯正装置の撤去後、まだ歯の周りの骨が安定しておらず、元に戻ろうとする動きがあります。そのため、歯の後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を使用して頂きます。

[ご注意]
数時間リテーナーを外した後に装着する際、きつく感じる場合があります。それは、その数時間で歯が動いているからです。数分後、きつく感じなくなりますが、これまでに形成された新生骨がなくなり、また1から骨形成することになります。きつくないような頻度でリテーナーを使用しましょう!

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取り扱い方

  • 装置をつけたまま飲食すると、装置が不潔になったり、破損の原因になります。
  • 外された際は、必ず専用のケースに保管してください。 ティッシュに包んでそのまま紛失される例がよくあります。
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清掃方法

  • 歯磨きの時に、歯ブラシを使って装置についている唾液・プラークといった汚れを落としましょう。水洗いだけでは、装置に歯石や臭いなどが蓄積していきます。
  • 水かぬるま湯で行ってください。熱湯は装置が変形しますのでお控えください。
  • 汚れや匂いが気になる場合、リテーナー専用洗浄剤がおすすめです。
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その他

  • リテーナー使用期間は、状況に応じて 3・6・12 か月に 1 回の通院となります。
  • リテーナーは必ず決められた時間使用してください。 不安定な時期に装置を使用しないと元に戻ってしまう恐れがあります。使用期間は歯並びの安定を診て指示いたします。
  • 装置に不具合などを感じたらすぐにご連絡ください。