CONCEPT診療理念

歯がきちんと咬み合うこと、審美性、その両立を熟慮する。

矯正歯科治療の主目的は医療としての「咬合機能(咬み合わせ)の改善」です。当院では、正常な咬み合わせにできる範囲内で、下顔面の前後的(Eラインなど)・垂直的(ロングフェイスなど)バランスを考慮した治療計画を提案しています。

患者さんの骨格や状態によって、歯を移動できる限度(=正常な咬み合わせにできる範囲)は異なります。そのため、口元の突出やガミースマイルの改善度合いは、症例により異なります。当院では検査・診断の結果、その患者さんに合った治療ゴールを提示しております。

骨格的なズレが大きい場合は外科手術が必要なこともありますが、当院では矯正用アンカースクリューを用いて「機能面と審美面の調和のとれた仕上がり」を目標に治療を行っています。

健康な歯並びを維持しやすい、安定した治療結果を目指す。

治療結果が長期安定することを目指した治療を行うよう努めています(治療後のメンテナンスは必要です)。

また、適切な咬み合わせとなるように矯正治療をすることで、口内環境が改善され、ご自身の歯を末永く維持するための予防につながります。具体的には以下の利点があげられます。

  • 歯並びが良くなることで、歯磨きがしやすくなります。
  • お口元が出ている場合、唇が閉じやすくなり、お口が乾きにくくなります。結果として、唾液による自浄作用が上がり、虫歯や歯周病になりにくい環境になります。
  • 咬み合わせの改善により、上下の歯が左右バランスよく均等に接触するようになります。結果として、特定の歯への過度な負担がなくなり、歯のすり減りを予防できます。

不安なく治療を続けやすい環境づくり。

矯正治療では、患者さんと医師の二人三脚で治療が進みますので、「患者さんが不安になることなく、安心して治療を続けられること」が大変重要です。

当院では事前にご説明をしてから治療を開始するのはもちろんのこと、治療の始めから終わりまで3〜6か月毎に口腔内写真を撮影します。また毎回の治療の後に「何か気になることや心配事はありませんか?」と伺っております。

経過の写真を比較して説明することによって、「ほんとに歯が動いてる!」「こんなにキレイになった!」と実感していただけますので、歯並びやかみ合わせが整っていくことを、より前向きに楽しんでいただけると思います。

衛生管理と感染予防を徹底。

当院では院内感染を予防するために、スタッフの予防具の装着、器具やシートの消毒と滅菌、ディスポーザブルの使用など、衛生管理を徹底しています。治療台は配水管内部の洗浄と消毒まで行っています。